金沢大学にて
背景・目的 現在はストレス社会とも言われ、我々の取り巻く環境には多様なストレスがある。過剰なストレスがかかると、副腎皮質ホルモン(コルチコステロン)が分泌される。コルチコステロンは糖質代謝、に影響を及ぼし、免疫抑制作用や、抗炎症作用などを示す。
本試験においては、拘束ストレス負荷モデルマウスを作製し、ストレスを受けたマウスが体を休めるマット(布)で飼育することによるストレスへの影響を試験する。
実験の概要 正常マウスddy : 4週令 雄 (日本エスエルシー)
Normal: n=4 (ストレスをかけないで通常飼育)通常飼育群…木製チップのみ
Control: n=7 (ストレスをかける) 比較対照マウス群…マットは無地
Dot: n=7 (ストレスをかける) 被験体マウス群…マットはドット模様
上記のマウスを1週間予備飼育したのち、通常飼育マウス以外のマウスは100mLのマヨネーズ瓶に2箇所穴を空けた蓋をして3時間閉じ込め、拘束した。開放した後、布(毎回30 gの木製チップを袋状に縫った布に詰めマットとして使用)の上で21時間休ませた。布と中に入れたチップは毎日交換した。これを毎日繰り返し7日間続けストレスをかけた。最終日には蓋からを尾だして、吊下げ再度ストレスをかけた。
またストレスをかける前に2日おきに血糖値も測定した。(全マウス対象)
計測方法 体重は毎日測定しグラフに表した。
2日毎に血糖値をハンディーグルコース測定器 グルテストNeoスーパー(株式会社三和化学研究所)で測定し、含量はmg/mLでグラフに表した。
これとは別に実験最終日にはマウスをエーテル麻酔下に心臓から全身血を採取 し遠心し後、血漿を得た。生化学試験を行うまで、-80℃に保存した。
Corticosteroneはassay pro Corticosterone, ELISA Kit, AssayMax (96 well)を使用し、マニュアルに従い実験を行った。また含量はng / dLでグラフに表した。
結果と考察 図2と図5に示すように、マヨネーズ瓶に閉じ込める方法によって、通常飼育のマウス(Normal)と比較してストレス負荷マウス(Control)におけるコルチコステロン分泌量が2.4倍に増加した。これに対し、試験布マウス(Dot)ではControl群と比較してコルチコステロン分泌量が54%(1/1.82)に減少した。
図4に示すように、通常マウス(Normal)に比べてストレス負荷マウス(Control)において血糖値は高く推移し、Dot群では通常マウスと同程度に抑えられた。
以上の結果を総合すると、試験布のマットで飼育することにより、ストレス負荷がかかる状況に置かれた場合でもストレスが低く抑えられることが判明した。
図1 飼育状況
Normal群(木製チップのみ)
布を袋状にミシンで縫って中に木製チップを入れた。
Control群(比較対照) Dot群(被検体)
図2 ストレス負荷試験
ストレス負荷試験中(Control群) ストレス負荷試験中(Dot群)
最終日(Control群) 最終日(Dot群)
蓋を齧って脱走したいが、脱出出来ずストレスを感じる。
図3 体重推移
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図4 血糖値の推移
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図5 コルチコステロンの分泌量
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金沢大学の太田教授の下で、アルファースリームにおけるストレスと免疫の実験をしました。
なんとアルファースリームで生活したマウスはなんとストレスを与えても殆ど体にストレスが掛かってないということが分かりました。
しかも体重の変化や血糖値なども下がり、ストレスを掛けないマウスより良いという結果がでました。
病気の原因がストレス!当然癌も・・
そのストレス社会に朗報です。
当然マウスですが、ストレスを加わってもアルファースリームで寝ていると身体がストレスの影響がなく軽減する
教授曰く 「ストレスを軽減する寝具は仰天ネタです!」
ということで
来年は更に免疫の実験結果も出ます。
こうご期待です。